VALDESの視点
VALDES (Department of Value & Decision Science)は、1996年に文理融合の実践的な研究教育を行うことを目的に創設された先駆的な大学院専攻です。グローバル化する21世紀の社会問題の解決には、価値判断と意思決定の両面に卓越した能力をもつリーダーが必要です。価値システム専攻は、そのような新しいタイプのリーダーの養成をめざしてきました。その10年にわたる研究教育の経験は、他の文理融合・学際的研究を標榜する大学院とは一線を画しています。
社会的な問題の山積した世紀末を乗り越え迎えた21世紀には、新たに世界的なテロリズム、地球温暖化と自然災害、鳥インフルエンザの感染拡大、インターネットを巡る様々な犯罪等の国際的な協調なしには解決し得ない問題が沸きあがってくるばかりではなく、急速な高齢化、財政問題、ニートの増加等の国内で解決すべき問題も新たに出現してきました。これらの問題の原因や解決はそれぞれが別個独立のものではなく、その本質においては相互に関連性をもつものともいえます。問題の本質を深く洞察する価値判断の叡智と、関係する当事者を説得し迅速な解決に導く意思決定のスキルが必要なのです。
VALDESは、価値判断と意思決定の両面に卓越した能力をもつリーダーを育成するための3つの講座で構成されています。各講座には多彩な専門分野のスタッフが集まり、相互の緊密な連携の下に一体となって運営されています。

■価値論理講座
意思決定の前提となる様々な価値を、理解し、体得し、創造する
- 価値構造
- 表象機能
- 価値表象
- 言説編成
■社会数理講座
社会という複雑な対象を、数理という鋭利な武器によって攻略する
- 社会システム
- 社会計測
■決定過程論講座
問題の価値前提と数理的構造をふまえて、実践的解決を導く
- 社会的選択
- 政経論理
- 政治決定
- 政経論理
