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VALDES特別フォーラム(学生教職員無料)

東工大・朝日カルチャーセンター・ジョイントコースの以下の講座を、VALDES特別フォーラムとして開講いたします。

2010年1月7日(木)  18時30分~20時30分 飯田和敏×水無田気流「ゲームの言葉、詩の言葉」

2010年2月17日(水)  18時30分~20時30分 橋爪大三郎「小林秀雄「本居宣長」を読む」

2010年3月17日(水)  18時30分~20時30分 竹田青嗣×橋爪大三郎「核のない世界平和は可能か」


VALDESフォーラムとは,社会理工学研究科・価値システム専攻が,東工大の内外の広い聴衆に向けて,情報を発信する機会です。このたび朝日カルチャーセンターとの提携講座の一部を,このフォーラムとして開講することになりました。東工大の学生・教職員の皆さんは,IDを提示して無料で参加できます。どなたもふるってご参加ください。

知財情報を活用した経営デザインのあり方(12月2日)

講師: 森 康晃(早稲田大学創造理工学部知財・産業社会政策領域兼大学院国際情報通信研究科教授 、大学院創造理工学研究科経営デザイン専攻兼任)

タイトル: 知財情報を活用した経営デザインのあり方

会場: 大岡山キャンパス 西9号館 6階 607研究科共通ゼミ室

日時: 2009年 12月 2日(水) 17:00 ~ 18:00

概要:
 産業政策と知的財産の関係の経緯を明らかにし、今後の知財情報を活用した経営デザインのあり方について提言する。

講師プロフィール:
 略歴
1977年 早稲田大学政治経済学部卒業。通商産業省入省後、6年間海外勤務(オランダ、中国)、内閣府、産業技術総合研究所勤務
2003年 早稲田大学大学院国際情報通信研究科客員教授
2006年 同理工学部複合領域兼大学院国際情報通信研究科教授
2007年 同創造理工学部知財・産業社会政策領域兼大学院国際情報通信研究科教授
2008年 同大学院創造理工学研究科経営デザイン専攻兼任

 資源エネルギー危機、長期不況を経験し、大学卒業後、通産省(現・経産省)に入る。同省で、1985年、コンピュータプログラムの普及に伴い、著作権で保護すべきか特許権で保護すべきかの政策的論争において、日本として世界をリードすべきプログラム権法の検討に参画。米国半導体の対日輸出の独禁法調整を行う。欧州では、日系企業へのアンチダンピング訴訟のため駐在。その後、海外で日本産業界と欧米の紛争処理や新中国の誕生に伴い海賊版対策等日本企業の権利保護を担う。産総研では、研究者の発明貢献度に応じたシステムを考案し、低迷していた特許ライセンス収入の増大にたずさわった。大学では、知財、産業政策を研究テーマとする。

・早稲田大学 森康晃研究室

学際という幻想──文理融合ではなく文理越境を──(11月25日)

講師: 佐倉 統(東京大学大学院情報学環教授)

タイトル: 学際という幻想──文理融合ではなく文理越境を──

会場: 大岡山キャンパス 西9号館 6階 607研究科共通ゼミ室

日時: 2009年 11月 25日(水) 17:00 ~ 18:00

概要:
 学問、とくに大学における知のあり方として「学際」の必要性が叫ばれるようになっている。しかし学際性が強調されるのは、はるか100年以上前からのことであり、学問の歴史は専門分野への細分化とその反動としての学際運動の繰り返しであったと言っても過言ではない。したがって、今日、単に学際を謳うだけでは何らオリジナリティを伴わない空疎なキャッチフレーズに終わってしまうだろう。学際性に実体と有効性を付与するためには、いくつかの工夫が必要にな
る。いずれも即効性はないが、それらについて考えてみたい。

講師プロフィール:
 三菱化成生命科学研究所、横浜国立大学経営学部助教授を経て現在は東京大学大学院情報学環教授。進化生物学から科学史や科学論の領域に焦点を移し、生物学の理論受容史や科学技術と社会の関係を探求中。

・東京大学大学院 情報学環 佐倉統研究室

1990年代以降の現代アートと社会の関係(11月11日)

講師: 片岡 真実(森美術館チーフ・キュレーター)

タイトル: 1990年代以降の現代アートと社会の関係

会場: 大岡山キャンパス 西9号館 6階 607研究科共通ゼミ室

日時: 2009年 11月 11日(水) 17:00 ~ 18:00

概要:
 グローバル化、文化の多元化、あるいは情報産業が広がった1990年代以降、世界の政治的枠組みの再編成や社会的価値観の多様化に伴い、現代アートの様相も大きく変わった。地域的には、それまでの欧米中心的な視座ではなく、ロシアをはじめとする旧社会主義国、続いて北欧、アジア、アフリカ、ラテンアメリカなど非欧米圏から生まれる多様な表現が注目され、それらは世界各地で開催される国際展やアートフェアなどで見られるようになった。世界が注目するスターアーティストや市場価値が高騰するアーティストが生まれる一方で、激変する社会的、政治的、文化的な環境を反映した作品、物質性に依存せず現象や行動、プロジェクトといった非物質的な概念に価値を置く作品など、その意味するところも多様化している。つまり、現代アートは従来の美術の範疇に留まらず、より広い社会的存在として時代を映し出し、現在を過去や未来と繋ぎ、われわれを世界と繋ぐものになっている。本講演では、今日の社会における現代アートの位置づけについて考えてみたい。


講師プロフィール:
 1992年よりニッセイ基礎研究所にて官民の文化芸術プロジェクトに関わり、東京オペラシティアートギャラリーチーフ・キュレーターを経て2003年より森美術館シニア・キュレーター。2009年より現職。その間2007年から2009年はヘイワード・ギャラリー(ロンドン)のキュレーターを兼務。現在は国際アソシエイト・キュレーター。

・森美術館

黒と青 ---- 萩原朔太郎の猫のイメージ(10月28日)

講師: キャロル・ヘイズ  (オーストラリア国立大学アジア研究学部日本研究科 準教授)
Lecturer: Dr Carol Hayes, Japan Centre, Faculty of Asian Studies, School of Culture, History and Language in the College of Asia and the Pacific, ANU

タイトル: 黒と青 ---- 萩原朔太郎の猫のイメージ
Title: Black & blue: Cat imagery in the poetry of Hagiwara Sakutarō

会場: 大岡山キャンパス 西9号館 6階 607研究科共通ゼミ室
Venue: Ookayama Campus, Building W9, Floor 6, Room 607

日時: 2009年 10月 28日(水) 17:00 ~ 18:00
Date: Wednesday, 28th October 2009 - 17:00 ~ 18:00


概要 / Abstract:
詩を作ること久しくして、益益詩に自信をもち得ない。私の如きものは、 みじめなる青猫の夢魔にすぎない。(『青猫』、「序」)

I have been making poetry for a long time and I have less and less confidence. An existence such as mine is naught but the nightmare of a pitiful blue cat. ('Preface', Aoneko, 1923)

「吠えている犬」から「青猫」へ。本講演では、アメリカのエドガー・アラン・ポーと、フランスの近代詩人であるシャルル・ボードレールの影響を調べながら、萩原朔太郎(1886-1942)の「猫」のイメージについて考える。

 「猫」、『月に吠える』 "Cats" in Howling at the Moon
 まっくろけの猫が二疋、 Two jet black cats
 なやましいよるの家根のうへで、 high on the roof, on this bewitching night
 ぴんとたけた尻尾のさきから、 A threadlike crescent moon stands straight but dim
 糸のやうなみがづきがかすんでゐる。 from the tips of their ramrod tails.
 『おわあ、こんばんは』 "Oo--waah, Good Evening"
 『おわあ、こんばんは』  "Oo--waah, Good Evening"
 『おぎやあ、おぎやあ、おぎやあ』 "Oo--gyaah, Oo--gyaah, Oo--gyaah"
 『おわああ、ここの家の主人は病気です』 "Oo--waah, the master of this house is sick."

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