修士課程論文発表会の告知

下記の通り,修士論文発表会を行います。

日時 平成18年8月16日(水)
場所 西9号館707号室

1) 10:00~10:35
発表者 河﨑 亮
題目 Farsighted Stability and Pareto Optimality in Strategic Form Games

2) 10:35~11:10
発表者 大村 梓
題目 都市文学としての諸相―Paul MorandのChampions du Monde―

・「価値システム専攻 論文発表会開催のお知らせ」のページ

「生きる意味」再考 この一年の事件から

講師 東京工業大学助教授 上田紀行
<主催:東工大JCプロジェクト実行委員会>

昨年『生きる意味』(岩波新書)を出版してから、日本人の「生きる意味」を問い直す多くの事件が起きた。小泉自民党の大勝、ライブドア事件、耐震強度偽装、靖国問題、格差社会への懸念、ニートへの着目・・・。海の向こうのアメリカからそれらを見ながら、私は方向性を見いだせない日本社会の苦悩を感じた。アメリカ型社会がグローバルスタンダードになりえるのか、多様な幸福感の共存は可能か等の議論に触れつつ、再度「生きる意味」の未来について考えてみたい。

*この講座は、東工大社会理工学研究科価値システム専攻の教員が、企画・プロデュースするものです。

日 時  2006年 7月27日 木曜日
      1回 18:30~20:30

受講料(税込み) 会員・一般とも 2,700円(入会金不要)

場 所  東京工業大学 大岡山キャンパス 西9号館6階 607

お申し込み先  新宿住友ビル4階 朝日カルチャーセンター
   電話予約・振込みなどの問い合わせは 03-3344-1945


<講師紹介>
上田紀行(うえだのりゆき)
1958年東京生まれ。東京大学文化人類学専攻博士課程修了。著書に『生きる意味』(岩波書店)、『がんばれ仏教!』(NHKブックス)、『癒しの時代をひらく』(法蔵館)、『宗教クライシス』(岩波書店)、『覚醒のネットワーク』(カタツムリ社)など。

<会場のご案内>
東京工業大学大岡山キャンパス 西9号館6階 607
   152-8552目黒区大岡山2-12-1

交通:東急目黒線・大井町線、大岡山駅下車
   改札を出ると左前方に正門が見えます。正門脇の守衛所で、会場をおたずねください。

旧約聖書『創世記』を読む

講師 東京工業大学教授 橋爪大三郎
<主催:東工大JCプロジェクト実行委員会>

読まれているようで、読まれていない旧約聖書。そこには、西欧文明の骨格書物である創世記をとりあげ、社会学と宗教学の観点から解明します。たとえば、アブラハムがイサクを犠牲にしようとしたことが、なぜキリスト教の誕生と結びつくのか。神との契約とは何か、などなど。マックス・ウェーバーの読解を下敷きに、最新の聖書学の研究をまじえて語ります。

*この講座は、東工大社会理工学研究科価値システム専攻の教員が、企画・プロデュースするものです。

日 時  2006年 7月21日 金曜日
      1回 18:30~20:30

受講料(税込み) 会員・一般とも 2,700円(入会金不要)

場 所  東京工業大学 大岡山キャンパス 西9号館3階 W934

お申し込み先  新宿住友ビル4階 朝日カルチャーセンター
   電話予約・振込みなどの問い合わせは 03-3344-1945


<講師紹介>
橋爪大三郎(はしづめだいさぶろう)
1948年神奈川県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻教授。専門は社会学。著書に『言語ゲームと社会理論』『仏教の言説戦略』(勁草書房)、『はじめての構造主義』(講談社現代新書)、『性愛論』(岩波書店)、『政治の教室』『人間にとって法とは何か』(PHP新書)など。

<会場のご案内>
東京工業大学大岡山キャンパス 西9号館3階 W934
   152-8552目黒区大岡山2-12-1

交通:東急目黒線・大井町線、大岡山駅下車
   改札を出ると左前方に正門が見えます。正門脇の守衛所で、会場をおたずねください。

小説家の闘い―村上春樹の場合

講師 ジャーナリスト・批評家 佐藤幹夫
<主催:東工大JCプロジェクト実行委員会>

小説家はなぜ過去の小説家に挑むのか。野心と自負の大きな小説家ほど、過去の大作家に挑んでいく痕跡はこれまでも見られた。夏目漱石に挑んだ志賀直哉、志賀直哉に挑んだ太宰治、太宰に挑んだ三島由紀夫。そして村上春樹の作品を丹念に読んでいくと、三島作品を換骨奪胎しながら挑んでいる闘いの痕跡が見えてくる。それを探し当てながら、なぜ村上春樹はそのことを伏せ続けてきたのか。なぜ作家はときにこうした「嘘」をつくのか、といった問題について考えてみたい。

*この講座は、東工大社会理工学研究科価値システム専攻の教員が、企画・プロデュースするものです。

日 時  2006年 7月14日 金曜日
      1回 18:30~20:30

受講料(税込み) 会員・一般とも 2,700円(入会金不要)

場 所  東京工業大学 大岡山キャンパス 西9号館3階 W934

お申し込み先  新宿住友ビル4階 朝日カルチャーセンター
   電話予約・振込みなどの問い合わせは 03-3344-1945


<講師紹介>
佐藤幹夫(さとうみきお)
1953年秋田県生まれ。國學院大学文学部卒業。養護学校教員を経て執筆活動に入る。現在、フリージャーナリストとして福祉と精神医療、司法精神医学、教育の分野で発言を続ける。著書に『ハンディキャップ論』(洋泉社・新書y)『自閉症裁判―レッサーパンダ帽男の罪と罰』(洋泉社)。共編著に『「こころ」はどこで壊れるか』『「こころ」はだれが壊すのか』『刑法三九条は削除せよ!是か非か』(いずれも洋泉社・新書y)。近刊に初めての文芸批評となる『村上春樹の隣には三島由紀夫がいつもいる』(PHP新書)がある。

<会場のご案内>
東京工業大学大岡山キャンパス 西9号館3階 W934
   152-8552目黒区大岡山2-12-1

交通:東急目黒線・大井町線、大岡山駅下車
   改札を出ると左前方に正門が見えます。正門脇の守衛所で、会場をおたずねください。

生きられた空間の意味論 (6月28日)

講師: 田中彰吾(東海大学専任講師、VALDES2期生)

タイトル: 生きられた空間の意味論

会場: 大岡山キャンパス 西9号館2階  コラボレーション・ルーム

日時: 2006年6月28日(水) 17:00 ~ 18:00

司会: 上田紀行 (VALDES)

要旨:
 身体の周囲に広がる空間を、私たちはどのように理解しているでしょうか。
 一般に「空間」というと、何も物が置かれていない空っぽの広がりをイメージする場合が多いでしょう。科学的に言えば、三つの座標軸によって構成される無限の広がりということになります。この場合、空間は、どの点を取っても質が同じで、どこまでも延長できると考えられています。
 ところが、私たちは、自分自身を取り巻く空間をこのようには認識していません。上下、前後、左右という方向をはっきりと区別し、それぞれの方向に独特の意味を与えています。というのも、私たちは、みずからの身体を通じて空間のなかに生き、身体を起点として空間をさまざまに分節して把握しているからです。現象学では、このような視点から見た空間を「生きられた空間」と呼び、科学的空間と区別します。
 生きられた空間は、どのような意味を持っているのでしょうか。当日は、からだ言葉(「上手」「腰が低い」「歩を進める」など、身体の一部を用いた慣用表現)を分析しながら、上下・前後・左右というそれぞれの方向の持つ意味を明らかにしたいと思います。

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