第60回ゲーム理論セミナー(10月7日)

 以下のとおり第60回(本年度第4回)ゲーム理論セミナーを開催いたしますので,ご案内申し上げます.今回は二人の方に発表をお願いしております.

日時: 2006年10月7日(土) 14:30~17:45

場所: 東京工業大学大岡山キャンパス西9号館7階707号室
http://www.titech.ac.jp/access-and-campusmap/j/o-okayama-campus-j.htmlをご覧ください。西9号館は大岡山西地区にあります。707号室はエレベーターを7階で降り右手奥です。

1)14:30-16:00

報告者:松本光崇氏(産業技術総合研究所)

タイトル:ITによる環境負荷低減の可能性評価の研究紹介と、同内容における利得配分問題の考察

概要:本発表では、まず「環境問題と技術」ということに関連して私が携わってきた二つのトピックを紹介します。一つは、マクロ経済モデルを使ったITの環境影響評価というテーマで、もう一つは、国際的なリサイクル制度の設計と評価というテーマです。これら二つのトピックの延長として現在、通信を介した遠隔操作によってリサイクル工程を実施することにより資源循環を推進するという未来的なシステムの可能性を検討しています。検討課題は、1.技術的実現可能性、2.経済合理性、3.環境負荷低減効果です。これらの三項目が満たされたとしたときに残る課題は、関係主体間での利得配分の問題です。利得配分の問題をゲーム理論的に定式化して、関係主体間の利害関係を記述・分析する可能性について議論したいと思います。


2)16:15-17:45

報告者:渡邊直樹氏(筑波大学システム情報工学研究科)

タイトル:Planned Obsolescence by Duopolists: Consumers' Tolerance and its Welfare Implication

要旨:
We give a simple dynamic game in which duopolists eventually start to renew their products in the same period and a turnover cycle of their products' quality levels is endogenously generated as an equilibrium outcome regardless of the initial difference in quality levels. When consumers of higher-quality product can punish the firm whose product renewal is delayed, the more tolerant of the delay consumers are, the earlier each firm makes its product renewal in period best for them. Conversely, if consumers are fussy about product renewal, only one firm renews its product.


問い合わせ先: 
大和毅彦(東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻)
Tel: 03-5734-2677 E-mail: yamato@valdes.titech.ac.jp
武藤滋夫(東京工業大学大学院社会理工学研究科社会工学専攻) 
Tel: 03-5734-3622 E-mail: muto@soc.titech.ac.jp
渡辺隆裕(首都大学東京都市教養学部経営学系)
       Tel: 0426-77-1139  E-mail: forward0@nabenavi.net

創立10周年記念シンポジウム(10月14日)

創立10周年記念シンポジウム 東京工業大学社会理工学研究科創立10周年を記念して、本専攻は以下の通りシンポジウムを開催いたします。お誘い合わせの上ご参加下さい。入場無料です。

「文理融合型科学技術研究推進の課題」

 科学技術の社会貢献と説明責任は、本学社会理工学研究科の「科学技術と社会との不調和を解決する意思決定の科学」という理念に深く関わる課題です。本シンポジウムでは、わが国の科学技術政策の理念と施策の内容について確認し、「価値判断と意思決定」という切り口から日本の科学技術政策について討議します。

日時 : 2006年10月14日(土) 
会場 : 大岡山キャンパス 西9号館2階 コラボレーションルーム

プログラム : 
 13:30-14:30 基調講演 「科学技術政策の方向と課題」 有本建男氏 (内閣府統括政策研究官)
 14:45-17:00 パネルディスカッション 「文理融合型科学技術研究推進の展望」
           パネリスト 有本建男+蟹江憲史 (VALDES)+中丸麻由子 (VALDES)

問合せ先 :
 価値システム専攻 Tel. 03-5734-3624 Email valdes@valdes.titech.ac.jp


*ポスター画像クリックで拡大版(PDF)がご覧いただけます。

旧約聖書『出エジプト記』を読む(11月10日)

講師 東京工業大学教授 橋爪大三郎
<主催:東工大JCプロジェクト実行委員会>

 読まれているようで、読まれていない旧約聖書。そこには、西欧文明の骨格をかたちづくった数々の物語がぎっしり詰まっています。今回は、冒頭の創世記に続く書物である、出エジプト記をとりあげ、社会学と宗教学の観点から解明します。たとえば、モーゼの十戒(神との契約)はなぜ、人類史を変える大事件なのか。出エジプトの物語が、アメリカ建国やマルクス主義に及ぼした影響とは、など。

*この講座は、東工大社会理工学研究科価値システム専攻の教員が、企画・プロデュースするものです。

日 時  2006年11月10日 金曜日
      1回 18:30~20:30

受講料(税込み) 会員・一般とも 2,700円(入会金不要)

場 所  東京工業大学 大岡山キャンパス 西9号館3階 W934

お申し込み先  新宿住友ビル4階 朝日カルチャーセンター
   電話予約・振込みなどの問い合わせは 03-3344-1945

<講師紹介>
橋爪大三郎(はしづめだいさぶろう)
1948年神奈川県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻教授。専門は社会学。著書に『言語ゲームと社会理論』『仏教の言説戦略』(勁草書房)、『はじめての構造主義』(講談社現代新書)、『性愛論』(岩波書店)、『政治の教室』『人間にとって法とは何か』(PHP新書)など。

<会場のご案内>
東京工業大学大岡山キャンパス 西9号館3階 W934
   152-8552目黒区大岡山2-12-1

交通:東急目黒線・大井町線、大岡山駅下車
   改札を出ると左前方に正門が見えます。正門脇の守衛所で、会場をおたずねください。

ゼロ年代の批評の光景(10月25日)

講師 東京工業大学世界文明センター特任教授 東浩紀
<主催:東工大JCプロジェクト実行委員会>

 2000年代も半ばに入り、1980年代風の現代思想(ポストモダニズム)とも、1990年代風の実践志向(社会学化・心理学化)とも異なった新しい批評のモードが、20代の男性読者を捕まえ始めている。稲葉振一郎・明治学院大学教授が「人文系ヘタレインテリ」と呼ぶ彼らの主な関心は、サブカルチャーとネット、そしてコミュニケーション。そこではいったいなにが語られ、なにが問題とされているのか。ゼロ年代の批評軸を、筆者の観点から紹介する。

*この講座は、東工大社会理工学研究科価値システム専攻の教員が、企画・プロデュースするものです。

日 時  2006年10月25日 水曜日
      1回 18:30~20:30

受講料(税込み) 会員・一般とも 2,700円(入会金不要)

場 所  東京工業大学 大岡山キャンパス 西9号館3階 W934

お申し込み先  新宿住友ビル4階 朝日カルチャーセンター
   電話予約・振込みなどの問い合わせは 03-3344-1945

<講師紹介>
東浩紀(あずまひろき)
1971年生まれ。哲学者、批評家。東京大学大学院総合文化研究科修了(学術博士)。国際大学GLOCOM前副所長。著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、サントリー学芸賞受賞)、『動物化するポストモダン』(講談社)など。

<会場のご案内>
東京工業大学大岡山キャンパス 西9号館3階 W934
   152-8552目黒区大岡山2-12-1

交通:東急目黒線・大井町線、大岡山駅下車
   改札を出ると左前方に正門が見えます。正門脇の守衛所で、会場をおたずねください。

住民参加と合意形成(10月11日)

講師 東京工業大学教授 桑子敏雄
<主催:東工大JCプロジェクト実行委員会>

 大きな批判にさらされてきた公共事業は、20世紀の行政主導型から住民参加による進め方へと大きく変化するなか、具体的な話し合いと合意形成の手法が求められている。本講義では、ダム問題のような深い対立がある場合の合意形成、地域づくりのような関係者の満足が期待できる合家形成、そのほかの具体的な事例を紹介しながら、住民参加と合意形成の手法とその背景にある考え方について論じる。

*この講座は、東工大社会理工学研究科価値システム専攻の教員が、企画・プロデュースするものです。

日 時  2006年10月11日 水曜日
      1回 18:30~20:30

受講料(税込み) 会員・一般とも 2,700円(入会金不要)

場 所  東京工業大学 大岡山キャンパス 西9号館3階 W934

お申し込み先  新宿住友ビル4階 朝日カルチャーセンター
   電話予約・振込みなどの問い合わせは 03-3344-1945

<講師紹介>
桑子敏雄(くわことしお)
1951年群馬県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。南山大学文学部助教授などを経て、1996年より現職。博士(文学)。環境・生命・情報などの問題にかかわる価値の対立・紛争を分析し、合意形成プロセスの理論的基礎を明らかにするための研究を行っている。また、ダム問題や地域づくりの合意形成プロセスの設計、運営、進行の実践経験を積んでいる。主要著作は、『環境の哲学』(講談社学術文庫)、『感性の哲学』(NHKブックス)、『西行の風景』(NHKブックス)、『理想と決断』『風景のなかの環境哲学』(東京大学出版会)など。

<会場のご案内>
東京工業大学大岡山キャンパス 西9号館3階 W934
   152-8552目黒区大岡山2-12-1

交通:東急目黒線・大井町線、大岡山駅下車
   改札を出ると左前方に正門が見えます。正門脇の守衛所で、会場をおたずねください。