「ジェネラリスト」の現場~地球環境戦略研究という仕事~(12月6日)

講師: 大塚 隆志 ((財)地球環境戦略研究機関、VALDES1期生)

タイトル: 「ジェネラリスト」の現場 ~地球環境戦略研究という仕事~

会場: 大岡山キャンパス 西9号館W棟 2階  203号室(専攻ゼミ室)
    (通常と会場が異なります。ご注意下さい)

日時: 2006年12月 6日(水) 17:00 ~ 18:00

司会: 上田紀行 (VALDES)

概要:
 “せまりくる現実の問題は、文型、理系の学問的区別は持ってはくれません。境界を越えたジェネラリスト、すなわち現実問題へのスペシャリスト-これが私たちのねらいです。(VALDESのHPトップページより)” 地球温暖化・気候変動などの地球環境問題は、私たちと将来世代が直面する「せまりくる現実の問題」ですが、その解決に向けた取組みは遅々として進みません。問題の本質はどこにあるのか? 数々の障害はどこにあるのか? 問題は本当に解決できるのか? などの数々の疑問を、国連環境計画(UNEP)や地球環境戦略研究機関(IGES)の取組みを紹介しつつ、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。また、問題解決に向けた合意形成を支援するために必要となる資質・能力・技術についても、併せて考えてみたいと思います。

社会理工学研究科創設10周年記念式典(11月29日)

 本専攻を含む大学院社会理工学研究科の創設10周年を記念して、「人間と科学技術が調和した社会の創出:社会理工学研究科への期待」と題し、記念式典が行われます。

 記念式典
日時: 2006年11月29日(水) 13時30分~17時35分
場所: 大岡山 西9号館2階 デジタル多目的ホール

 詳細については、10周年記念事業のページhttp://www.dst.titech.ac.jp/index-j10th-syakai.htmlをご覧下さい。

 なお、高岸輝助教授の手による10周年の記念オブジェが、西9号館2階エントランス・ホールに展示されており、上記のページでも紹介されています。

第9回テキスト研究会 (11月20日)

日時: 2006年11月20日(月) 18:00-19:30

場所: 西9号館7階 715会議室

報告者: 大楠 哲平 (VALDES、徃住研究室)

タイトル: アインシュタインの文章解析による思考パターンの探索

概要:
 創造性の1つである科学的発見には、メタファーやアナロジーといった「モノの見方」が重要であると言われている。このような「モノの見方」を分析する手段の1つとして、大量のテキストデータを用いた自然言語処理が有効ではないかと考えている。本研究では、アインシュタインの論文や手紙の文章中に含まれる物理学用語を抽出し、これらの関係をネットワークで表現する。そして、彼の(物理学的)思考の形態・メカニズムを解明する事を目的としている。
 今回の報告では、文章の電子化及び分析に用いる自然言語処理システムの構築過程とその結果、また作成した語彙ネットワークについての報告を行う。

*お気軽にご参加下さい。会についてご質問があれば、畑中(hatter@valdes)まで。

ケアが開く新たな社会(11月22日)

講師: 今田 高俊 (VALDES)

タイトル: ケアが開く新たな社会

会場: 大岡山キャンパス 西9号館2階  コラボレーション・ルーム

日時: 2006年11月22日(水) 17:00 ~ 18:00

概要:
 新自由主義による市場競争原理の貫徹をねらった諸政策が、自己決定と自己責任という美名の元に推進された結果、殺伐とした人間関係と異様な犯罪、必要以上の格差をもたらしています。従来の日本型社会の特徴とされた「馴れ合い」や「もたれ合い」に復帰するわけにはいきませんが、粗野な市場競争原理主義を乗り越える社会編成原理について考えてみたいと思います。

憲法政治の政治的動態と対抗戦略(11月16日)

 価値システム専攻のスタッフの参加する21世紀COEプログラムの一つ「エージェントベース社会システム科学の創出」の活動の一環として下記の講演会が開催されます。

講演者: 小林正弥氏(千葉大学)
タイトル: 「憲法政治の政治的動態と対抗戦略─新国家主義と公共性問題」
実施日時: 2006年11月16日(木) 16:30~
場所: 大岡山 西9号館7階 715会議室
事前予約: 必要ございません。みなさま、ふるってご参加下さい。

講演の概略: 今日の日本政治は、憲法が変わる可能性がある「憲法政治」(アッカーマン) の段階に入っており、特に安倍政権は改憲を目標として公言しているので、ますます切迫した段階に入ってきた。この背景には、ネオ・リベラリズムに加えて、様々な形態の新国家主義の台頭が存在する。さらに、教育基本法、憲法などで「公共性」や「公」が文言として改定案に入っており、公共哲学の観点からもこの点について議論する必要がある。これらを政治的動態との関係で概観して、さらに可能な対抗戦略についての議論も紹介したい。

講演者の略歴
1963年生まれ。1986年東京大学法学部卒業、同年東京大学法学部助手。1989年千葉大学助手、92年同大学助教授などを経て、2003年同大学教授。
主要著作
『憲政の政治学』、『非戦の哲学』、『政治的恩顧主議論:日本政治研究序論』『ネクスト-善き社会への道』、『丸山眞男論・主体的作為、ファシズム』など