動物のサイズと時間(7月8日)

講師: 本川達雄(生命理工学研究科 生体システム専攻教授)

タイトル: 動物のサイズと時間

会場: 大岡山キャンパス 西9号館 6階 607研究科共通ゼミ室

日時: 2009年 7月 8日(水) 17:00 ~ 18:00

概要:
 動物の時間は体重の1/4乗に比例する。これは体重が10倍になれば時間が1.8倍ゆっくりになるという関係である。動物のエネルギー消費率(体重当たり)は体重の1/4乗に反比例する。体の大きいものほど、体の割にはエネルギーを使わない、つまり餌を食べないのである。この二つから、時間とエネルギー消費率(体重当たり)は反比例するという関係を導き出せる。なぜそのような関係になるのか、また、時間とエネルギーが相関をもつことの意味を考える。さらに動物の時間の話を、社会生活の時間にまで広げて考えてみたい。

第91回ゲーム理論セミナー(7月10日)

第91回(2009年度第6回)ゲーム理論セミナーを以下のとおり開催いたしますので,ご案内申し上げます.

日時: 2009年7月10日(金) 17:00‐18:30

場所: 東京工業大学大岡山キャンパス西9号館6階607号室

報告者: 秋山 英三 氏(筑波大学大学院システム情報工学研究科)

タイトル: 繰り返し指導者ゲームにおける進化的現象 -リーダーシップの進化メカニズム-

アブストラクト:
 人類学の研究は、既知の人間社会の多くにおいて何らかの「リーダーシップ」が存在し、重要な役割を果たしてきた(集団行動の効率化と集団の利益の向上)ことを報告している[Bhoem 1999]。また、リーダーシップの形成に関する心理学の実証・実験研究は古くから多数あるが[Bass 1990]、それらの中でも注目すべきものとして、(i)リーダーの "trait" に着目する一連の研究と(ii)リーダーシップが形成される "situation" に着目する一連の研究がある[Van Vugt 2006]。(i)では、例えば、外向性や積極性といった多くのリーダーに共通する個人的特性が分析されており、一方、(ii)では、リーダーシップが形成される状況・状態が主に分析されている。(i)と(ii)は、人間集団でのリーダーシップ形成に関して異なる要因・性質に着目しているが、いずれにせよ、これらの要因・性質は、狩猟採集時代以来の集団生活の中で集団行動のコーディネーションのために進化的・文化的に形成されてきたものと考えられている。

 本研究では、戦略の進化という観点からリーダーシップの進化のメカニズムを検証した。具体的には、Moore Machineを戦略としてもつプレーヤーの集団で、繰り返し指導者ゲーム[Rapoport 1967]の進化シミュレーションを行った。その結果、(1)上手く行動をコーディネートできない相手に自分からは譲らない(2)いったん指導者の経験をすると積極的に振る舞う (3)自分が指導者になった記憶がない場合は相手が常に積極的で指導者の経験もあるなら相手に追随する、という3つのアルゴリズムを併せ持つ戦略群が集団内に広まり安定化することが分かった。本研究では、進化シミュレーションの結果の詳細と、上記(i)(ii)の実証・実験事実との関わりについて議論する。
 


問い合わせ先: 

武藤滋夫(東京工業大学大学院社会理工学研究科社会工学専攻) 
Tel: 03-5734-3622 E-mail: muto@soc.titech.ac.jp
渡辺隆裕(首都大学東京都市教養学部経営学系)
         Tel: 0426-77-1139  E-mail: forward5@nabenavi.net
大和毅彦(東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻)
Tel: 03-5734-2677 E-mail: yamato@valdes.titech.ac.jp

モートン教授の新著 The Alien Within

 本専攻のリース・モートン教授の新著が出版されました。


 2009年4月にハワイ大学出版社からリース・モートンの最新の著書が出版されました。タイトルは『The Alien Within: Representations of the Exotic inTwentieth-Century Japanese Literature』(内なるエイリアンー20世紀の日本文学における異なるものの表現)です。この書物は、8章からなり、「坪内逍遥とシェークスピア」から「村上春樹とシドニーオリンピック」までのさまざまな近現代文学の研究論文を集めたものです。この本の特色は、与謝野晶子の短歌がどういうふうに西洋から輸入した新体詩的な異なるものを導入したかを論じていることと、日本の中の異国、つまり沖縄の異国性を日本文学に表現した芥川賞作家、大城立裕の研究などです。2004年の『Modernism in Practice: An Introduction to Postwar Japanese Poetry』(モダニズムの実践:戦後日本詩概論)に次いで、英語圏のアジアに関する学術出版社として最先端を行く同出版社からの第2弾目です。リース・モートンの21番目の著書です。

・リース・モートン研究室

博士論文発表会のお知らせ

下記の通り,博士論文発表会を行います。以下の発表会は公開ですので,本専攻に興味がある方(受験希望の方等)は ぜひお越しください。


日時 平成21年7月8日(水)
場所 西9号館707号室

時間 10:30~11:30
発表者 安井 省侍郎
題目 A Critical Re-evaluation of "Welfarism" and a Proposed Alternative from the View Point of Social Justice

・論文発表会日程

地球環境ガバナンスの制度設計改善へ向けて(6月23日)

東京工業大学価値システム専攻蟹江研究室では、国際シンポジウム「地球環境ガバナンスの制度設計改善へ向けて」(IMPROVING ENVIRONMENTAL GOVERNANCE: ARCHITECTURE)を開催致します。是非ご参加ください。詳細は以下の通りです。

ゲストにピーター M. ハース教授(マサチューセッツ大学アマースト校)とスタイナー・アンダーセン博士(フリチョフ・ナンセン研究所)を迎え、環境ガバナンスの制度設計についてご講演いただきます。またその後、討論者に石井敦准教授(東北大学)、太田教授(早稲田大学)を迎え、パネルディスカッションを行います。


日時:6月23日(火)15:00~

場所:東京工業大学西9号館2階ディジタル多目的ホール

*事前登録は不要


プログラム

15:00~ 開会のあいさつ 東京工業大学大学院社会理工学研究科 蟹江憲史

15:10~ マサチューセッツ大学アマースト校政治学部 ピーター・ハース

15:50~ フリチョフ・ナンセン研究所 スタイナー・アンダーセン

16:30~16:40 休憩

16:40~17:40 パネルディスカッション

討論者: 石井敦准教授(東北大学)、太田教授(早稲田大学)


なお、当シンポジウムは、東工大130周年事業として開催され、科学研究費補助金と三井物産環境基金の支援によって開催されます。また、International Human Dimensions Programme on Global Environmental Change (IHDP)の地球システムガバナンス・プロジェクト(Earth System Governance (ESG) Project)の活動の一環で開催されます。なお、ESGについて詳細は以下のリンクをご参照ください。

http://www.earthsystemgovernance.org/

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