ラマヌジャンを求めて──南インド探訪記(7月6日)

講師: 桜井 進 (東京工業大学世界文明センターフェロー、サイエンスナビゲーター)

タイトル: ラマヌジャンを求めて──南インド探訪記

会場: 大岡山キャンパス 西9号館 6階 607

日時: 2011年 7月6日(水) 17:00 ~ 18:00

概要:
すべては奇妙な一つの数式からはじまった。
その発見者こそシュリニバーサ・ラマヌジャン(1887-1920)。

今から100年前、英国ケンブリッジ大学の数学者ハーディもラマヌジャンの仕事に魅せられていった。
名も無き南インドの片田舎の事務員だった男をハーディは正式なパートナーとしてケンブリッジに招聘する。
はたしてラマヌジャンは世界に知られる存在となっていった。
それほどまでに力のあるラマヌジャンの数式。
数学史に名前を残したハーディをして人生で最大の業績はラマヌジャンの発見であると言わせしめた。

3254個の数式を残しラマヌジャンは32歳の若さでこの世を去っていく。
せめて、彼の生きた証をこの目で見てみたい、願わくばこの手で触れてみたいと願った。
3254個の公式が書かれたラマヌジャン手書きのノートが残されている。
その3冊のノートはいつしかラマヌジャン・ノートブックと呼ばれるようになった。

2008年8月、私は両手でそのラマヌジャン・ノートブックを抱えていた。
マドラス大学はラマヌジャン・ノートブックの閲覧を私に許可してくれた。
これと出会うためにはるばるインドまでやってきた、その願いが叶った瞬間だった。

ラマヌジャンの生きた証に触れてみたい、そう願ってきた。
しかし、南インドとはそんな思いだけで旅立つことができるほど簡単なところではなかった。
インドの地に降りたっても不思議な感覚が残っていた。
なぜインドへ来ることができたのだろう。
それはインドを旅するうち、次第に思い知らされることとなる。
奇跡が続く。
インドの女神は旅人に微笑み、そして恩寵を与え続けた。
気付けば、旅人は抱えきれないほどのお土産を持たされて日本へ戻されていた。
ラマヌジャン・ノートブックとの出会いはその一つでしかなかった。

いったい何がインドで私の身におきたのか。
鮮烈な写真1300枚で綴る奇跡の南インド・ラマヌジャン探訪記。

講師について:
1968年、山形県生まれ
東京工業大学理学部数学科卒業
東京工業大学社会理工学研究科価値システム専攻博士課程中退
2000年、サイエンスナビゲーターとして全国で数学ショーを展開
2007年より東京工業大学世界文明センターフェローとして全国の高校をまわるサイエンスキャラバンを行う

「災害ソリューション実践」オリエンテーション(6月29日)

 このたび、社会理工学研究科は東日本大震災の復興支援を通じて将来を構想する「災害ソリューション実践」を開講することとなりました。この授業は、価値システム専攻の桑子敏雄教授を担当教員とし、NTTドコモ・モバイル社会研究所、防災科学技術研究所と連携して行われるもので、被災地に滞在し、復興のお手伝いをしながら技術の利活用について考察する、現場実践的授業です(陸前高田市あるいはその周辺で活動。宿泊は遠野市)。

 オリエンテーションが下記の日程で行われます。関心のある学生はどうぞご参加下さい。より詳しい情報、問合わせ先については、リンク先のPDFファイルをご覧ください。

「災害ソリューション実践」(0-2-0) オリエンテーション

日時: 2011年6月29日(水) 12:30-13:15
場所: 西9号館2階 コラボレーションルーム

・「災害ソリューション実践」(0-2-0)開講のお知らせ(PDF)

学生による「科学コミュニケーション活動」の実際──誰に、何を、何のために、どのように、伝えるのか──(6月29日)

講師: 豊田 丈典(日本学術振興会特別研究員)

タイトル: 学生による「科学コミュニケーション活動」の実際──誰に、何を、何のために、どのように、伝えるのか──

会場: 大岡山キャンパス 西9号館 6階 607

日時: 2011年 6月29日(水) 17:00 ~ 18:00

概要:
 理系大学院生による科学コミュニケーション活動の実体験を共有し、科学と社会の間にある問題についてお話ししたいと思います。

 2005年度から始まった第3期科学技術基本計画に国の方針として「科学コミュニケーターの養成」という項目が組込まれて以来、ここ数年で「科学コミュニケーション」という言葉は一般的に認知されるようになりました。科学コミュニケーターとは『科学技術を一般国民に分かりやすく伝え、あるいは社会の問題意識を研究者・技術者の側にフィードバックするなど、研究者・技術者と社会との間のコミュニケーションを促進する役割を担う人材』のことであると、前述の基本計画には記述されています。

 現在では科学コミュニケーターを養成する複数の大学講座が設立されており、科学コミュニケーションに興味を持つ学生が集った多くの学生団体が活発に活動しています。私は大学院修士課程に入学した2003年から、「科学コミュニケーション活動」に参加してきました。活動を始める前には想像もつかなかったほど多くの事を学び、また科学コミュニケーション活動自体の問題点を知る事が出来ました。今回は私の実体験を踏まえて、科学コミュニケーション活動に関する気づきや学びを皆さんと共有したいと考えています。また、科学と社会の関係について、来場の皆さんと活発に議論したいと考えています。特に以下のようなトピックに重点をおく予定です。

・活動を通して実感した、科学に関わる人達の意識のズレ
・「科学コミュニケーション」で誰が誰に何を伝えるべきか?
・これから科学コミュニケーション活動をする人に、知っておいて欲しい事

講師について:
 東京大学理学部地球物理学科卒業。同大学院理学系研究科博士課程在学中。日本学術振興会特別研究員(DC1)。「火星の地質」について研究する傍ら、科学コミュニケーション活動に参加。東京大学理学系研究科有志科学コミュニケーション活動グループ「0to1」(http://sc.adm.s.u-tokyo.ac.jp/0to1/)の2009年度代表。

【日本復興プロジェクト-1】のご案内(7月7日)

東京工業大学大学院社会理工学研究科では、日本アクションリサーチ協会とともに、

[日本復興プロジェクト-1]覚悟と構えから考える災害リスクマネジメント- 被災地から帰ったナース達のアクションリサーチの経験から共に学ぶ -

と題するシンポジウムを
2011年7月7日(木)13:30~17:15に東工大蔵前会館 TOKYO TECH FRONT ロイアルブルーホール(大井町線/目黒線大岡山駅前 徒歩一分)で開催する運びとなりました。

日頃から災害看護の分野で災害への覚悟と構えのワークショップを行ってきたナース達は、今回の災害現場でまさに経験からの学びを得ることができました。特にソフトシステム方法論と呼ばれるやり方で構えができたナース達の被災地での貴重な経験を発表していただき、会場の参加者と共有すると共に、学術専門家を含めた企業などの他分野のリスクマネジメントに関わる担当者の方達とパネルディスカッションを行い、危機マネジメントの有効性を検討する場として、今回のシンポジウムを企画しました。

参加費は無料ですので、参加希望の方は、氏名と所属を明記の上 Kamae.saigai@gmail.com までご連絡ください。なお、当日参加も可能ですが、定員(120名)になり次第、締め切らせていただきます。

なお、詳細は添付ファイルをご覧ください。

皆様のご参加をお待ちいたします。

6月8日入試説明会詳細情報追加

6月8日(水)開催の価値システム専攻入試説明会の詳細情報(研究室紹介順等)を追加いたしましたので,ご確認ください。なお,会場は西9号館の2階の奥にある203ゼミ室となります。お間違えのないようにお越しください。

また,当日はあわせてディスカッションプログラムの授業を公開します(修士学生によるディベート)。ぜひVALDESの実際の教育をご覧ください。(どなたでも観覧可能・無料です)

 会場:西9号館6階607号室

 第1ディベート(13:30~14:50)
  「日本で同性婚を法的に認める必要があるか否か」
 第2ディベート(15:00~16:20)
  「日本はTPPに参加すべきであるか否か」
 第3ディベート(16:30~17:50)
  「日本で『性犯罪前歴者GPS常時監視制度』を導入すべきであるか否か」


・入試説明会およびOpen Roomについて